【ワシントン木村旬】米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は3日、既に投機的等級に引き下げている米ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターの長期社債の格付けを、「さらに格下げする方向で見直す」と発表した。
S&Pは「ハリケーン後のガソリン高騰が、両社の主力のSUV(スポーツタイプ多目的車)の販売を一段と落ち込ませる」と指摘し、販売不振に拍車がかかりかねないとの見方を示した。
現在の格付けはGMが投資適格より2段階下の「BB」、フォードが1段階下の「BB+」。格下げは両社の資金調達を苦しくする。