【ワシントン和田浩明】スペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げ時(7月)に外部燃料タンクから断熱材が落下したのは、事前の準備中に作業員が誤って傷をつけ、はがれやすくなっていた可能性が高いと米航空宇宙局(NASA)が見ていることが4日分かった。AP通信が報じた。「コロンビア」空中分解事故(03年2月)の原因は落下した断熱材の直撃による機体の損傷で、落下防止はその後の安全対策の要だった。再発を受け、NASAは原因解明まで次の打ち上げを凍結している。 シャトル計画部のウェイン・ヘイル部長はAP通信の取材に対し、落下事故は、別の部位の断熱材をプラスチック製工具で取り除く際に、作業員が誤って傷をつけた可能性が最も高いと説明した。しかし、原因特定には至っておらず、落下部位に作業員が寄りかかったための損傷や、熱膨張によるはく離の可能性も調べているという。 |
ディスカバリー:断熱材落下は作業員ミスの可能性
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