○広島13-4ヤクルト●
広島が2連勝。同点の八回に新井の右翼線2点三塁打と栗原の左前適時打で3点を勝ち越し。九回には嶋のこの日2本目の右越え3ランなどで突き放した。五回から登板の黒田はリーグトップタイの15勝目。ヤクルトの連勝は3で止まった。
▽広島・山本監督 いい試合やった。みんなで(黒田を)何とか勝たせようとそれだけだよ。
▽ヤクルト・若松監督 八回だったな。1点を惜しんだら3点を取られた感じだった。
○…5年ぶりの中継ぎ登板の広島の黒田が15勝目を挙げ、最多勝をほぼ手中にした。「感謝の気持ちしかない」と黒田。登場した五回は中2日にもかかわらず150キロ前後の直球を軸に無失点。だが、リードをもらった六回は力みが出て、自らの二つの暴投で追いつかれた。だが、八回に打線が爆発して3点を勝ち越し、その裏は3者凡退に。勝利数は阪神の下柳と並んだが、安仁屋投手コーチは「ここまで来たら単独を狙う」と、12日の最終・横浜戦での起用を明言した。
○…前夜にリーグの年間最多安打を更新したヤクルトの青木が、2安打で記録を195に伸ばした。一回は高く弾んだ当たりで二塁内野安打。七回は投手前へ高く弾む内野安打で出塁。「記録に対してのプレッシャーはある」というが、今季26盗塁の自慢の快足を生かし、年間200安打まで4試合を残し「5」と迫った。