米音楽・映像配信ソフト大手リアルネットワークスは11日、ソフトウエア最大手マイクロソフト(MS)の音楽再生ソフト「メディアプレーヤー」が独占禁止法(反トラスト法)に違反しているとしてMSを訴えていた訴訟で、MS側が総額7億6100万ドル(約870億円)を支払うことで和解が成立したと発表した。
リアルは、メディアプレーヤーと競合する音楽・映像配信ソフト「リアルプレーヤー」を主力商品とし、MSと対立姿勢を強めていたが、「iPod(アイポッド)」を中心に躍進するアップルコンピュータの音楽配信事業に対抗するため、MSとの提携でも合意した。
MSの検索サイト「MSN」を通じリアルプレーヤーを提供するほか、ゲーム配信も支援する。(共同)