【イスラマバード西尾英之】パキスタン地震の被災者救援のために同国に派遣された陸上自衛隊のヘリコプター2機が17日、食糧や医薬品などの救援物資約300キロをイスラマバード郊外のチャクララ空軍基地から約130キロ離れた北部の被災地バトグラムへ輸送し緊急援助活動を開始した。
険しい山岳部が被災した今回の地震では支援物資や負傷者の輸送にヘリコプターの役割が重要視されている。自衛隊のヘリは2、3週間の予定でパキスタン当局の要請に応じて被災地への飛行を続ける。
自衛隊ヘリによる国際緊急援助活動としては昨年12月に発生したインド洋大津波でインドネシアのアチェ州に派遣されたのに次いで2回目。