今季フリーエージェント(FA)権を取得したオリックスの谷佳知外野手は29日、神戸市内で、FA宣言せずに残留することを明らかにした。当初米大リーグ挑戦も視野に入れていたが、前日、小泉球団社長と交渉し、決断。「来季も必要と言われているし、期待に応えたいという僕の思いと一致した。いい形で契約できると思います」と笑顔で話した。
球団は複数年契約を提示したが、谷は単年契約を希望。1000万円減の年俸2億8000万円プラス出来高払いで合意した。
谷は今季、脇腹の故障などで111試合の出場にとどまり、5年ぶりに打率3割を割る2割4分8厘、6本塁打、36打点。中村監督は「これで一安心。彼も期するものもあるでしょう。(来季は)3割がノルマ」と話した。(金額は推定)。(時事通信社)