オリックスの藤木保彦社長は8日の決算発表の席上、大半の球団が赤字となっているプロ野球の運営について「何か策を講じないと長続きしない。改善の必要がある」と述べ、一段の収益強化に取り組む必要性を強調した。ただ、具体策に関しては言及しなかった。
一方、株式の大量取得をてこに企業経営に注文を突き付けるM&Aコンサルティング(通称村上ファンド)に関しては「株主が経営側に意見を言うことで企業価値を高める部分があり、そういう意味では評価している」と、肯定的な見方を示した。オリックスは同ファンドを資金運用委託先の一つとしている。
(時事通信社)