1日午前10時ごろ、北海道月形町知来乙の町道で「前日早朝から、同じ場所に乗用車が駐車している」と住民から岩見沢署に通報があった。付近を捜索したところ、午後3時10分ごろ、車から約500メートル南の水田で、札幌市東区の無職男性(83)と妻(77)が死亡しているのが見つかった。2人とも死因は心不全とみられる。
調べでは、男性が妻を抱き抱えるような形で倒れており、山菜採り用のナイフやリュックを所持していた。2人は心臓などに持病があり、同署は、山菜採り中に妻が体調を崩し、2人で車に戻ろうとしたが、途中で男性も力尽きたとみている。【山田泰雄】