北海道旭川市内のJR函館線で9月に発生した列車妨害事件で、旭川中央署は2日、同市内の高校1年の男子生徒(16)を列車往来危険容疑で旭川地検に書類送検した。
調べでは、生徒は同月24日午前6時半ごろ、同市近文町のJR函館線の線路上に、金属製の河川標識(長さ2.8メートル)を置き、約1時間後に現場を通過した滝川発旭川行きの普通列車(1両編成、乗客8人)に衝突させ、列車往来に危険を生じさせた疑い。
調べに対し、生徒は「ぶつかると列車がどうなるのか見たかった」と供述、同19日に発生した置き石についても関与を認めている。
一方、同署は同日、9月に線路に枕木と土のうを置いたとして補導された中学2年生のうち13歳を同容疑で旭川児童相談所に通告、14歳を旭川地検に書類送検した。今回書類送検された高校生はこの事件で列車の妨害に興味を持ったという。【渡部宏人】