女子テニスの今季ツアー最終戦、ツアー選手権は8日、世界ランキング上位8人を集めてロサンゼルスで開幕。2組に分かれた1次リーグの3試合を行い、年間最終ランキング1位の座を争うリンゼイ・ダベンポート(米国)は勝ったが、キム・クライシュテルス(ベルギー)は敗れた。
世界1位のダベンポートはナディア・ペトロワ(ロシア)を6-2、7-6で降した。昨年優勝のマリア・シャラポワ(ロシア)はパティ・シュナイダー(スイス)をフルセットで振り切った。
しかし別組の世界2位、クライシュテルス(ベルギー)は1-6、6-4、6-7でマリー・ピエルス(フランス)に敗れ、黒星発進した。
大会は1次リーグの各組上位2人ずつが準決勝に進む。(AP共同)
〇…今季の世界1位を懸けた闘いは明暗でスタートした。現在世界トップのダベンポートがサービスエースを9本たたき込んで快調に滑り出したのに対し、復活の頂点を目指すクライシュテルスは出だしでつまずいた。
クライシュテルスは本調子に遠かった。4日にロサンゼルスに入ったが、時差ぼけが抜けない。結局、31本の凡ミスと11本のダブルフォールトの山を築き、全米オープン決勝で降したピエルスに雪辱を許した。「ちっともしゃんとしなかった。今したいのはホテルに帰って寝ること」-。(AP共同)