村上世彰(よしあき)氏率いる投資ファンド(通称・村上ファンド)がTBSに対し「株式を6.5%保有している」と先週以降、通告し、株主名簿の閲覧を求めていることが16日分かった。
同ファンドは15日、9月末で7.45%だったTBS株の保有比率が10月末に0.52%に減少したとする大量保有報告書を提出している。通告が事実なら、11月に再び買い増したことになるが、TBS側は11月の東証などのTBS株の出来高が少ないため6.5%保有の可能性は小さいとみており、同ファンドに保有の証拠を示すよう求めている。一方、同ファンドは「通告したかどうかや、保有の事実は確認できない」としている。【TBS問題取材班】