弁護士資格がないのに保険会社と交渉したなどとして、大阪地検特捜部は、右翼活動家(52)ら数人を弁護士法違反(非弁活動)容疑などで逮捕する方針を固めた模様だ。右翼活動家は民主党衆院議員の事務所で働いたことがあり、この議員の名刺を使ったり、関係を強調して信用させていた。特捜部は18日にも関連先として、大阪府内にあるこの議員の事務所や右翼活動家宅などを家宅捜索するとみられる。
関係者によると、右翼活動家は01年ごろから、大阪市北区に「第三通信社」と名乗る事務所を設け、交通事故などを巡る保険金支払いが必要な人の代理人として、警察で事故証明を取ったり、保険会社に保険金を支払うよう交渉するなどし、依頼者から報酬を受け取っていたという。