マイクロソフト(MS)の次世代ゲーム機Xbox360が22日、北米で発売されるのを前に、マーケティングとコンテンツの総責任者であるピーター・ムーア・米MSバイスプレジデントに、目標出荷数や対日戦略などを聞いた。【河村成浩】
--Xbox360の北米発売の手ごたえは。
ゲーム機の予約が発売後も数週間埋まるなど非常に手ごたえを感じている。出荷計画は、世界で発売後90日間に250万台~300万台、来年12月までに1000万台。この二つがマイルストーン(里程標)になる。
--Xboxで不振だった対日本戦略の巻き返し策は。
三つある。一つは坂口さん、水口さん、岡本さんらクリエーターが作り出すゲームソフト。二つ目は、現行機でもアタッチレート(定着率)が高かったオンラインゲームサービス「Xbox Live」。三つ目は日本の会社にも設計に参加してもらった本体のデザインだ。「ブルードラゴン」「ロストオデッセイ」「ナインティナイン・ナイツ」は日本で成功するのが第一目標だが、日本で成功すれば世界でも通用する。
--春にはソニーのプレイステーション3が発売される。
機能を見てPS3が優れているという声もあるが、Xbox360の方が優れている部分もあるし、一長一短だ。Xbox360が先に発売されるし、良いゲームソフトを出し続けるということを実行していけば、PS3にも勝てると思う。