北海道保健福祉部は24日、11月中旬にタイを旅行した団体ツアー客3人と、その家族1人の計4人が赤痢に感染したと発表した。4人とも回復したか、快方に向かっている。
同部によると、感染したのは、釧路管内の60代男性、十勝管内の50代と60代の女性、根室管内の60代女性。ツアーには客と添乗員59人が参加、うち48人が下痢などの症状を訴え、18人が通院した。各保健所で患者とその家族計62人の便を調べたところ、4人から赤痢菌を検出した。
感染源は旅行中の飲食物とみられるが、今のところ分かっていない。道内では、04年9月にもインド旅行した5人が赤痢に感染している。【芳賀竜也】
毎日新聞 2005年11月25日 1時58分