27日午前11時5分ごろ、茨城県取手市高須の市道で、サークル「『藤代の歴史散歩』の会」の会員21人の列に、会員で同市椚木、無職、捧(ささげ)潔容疑者(79)の乗用車が後方から突っ込み、男女7人を次々にはねた。同所、同、種野諒さん(75)と同市山王、同、間根山あやさん(72)が頭などを打って意識不明の重体、56~80歳の5人が足の骨を折るなど重軽傷を負った。県警取手署は捧容疑者を業務上過失傷害の疑いで現行犯逮捕した。
調べでは、捧容疑者は会員の安全確保のため、最後尾で列を追走していたが、「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と供述しているという。
同会は地元の歴史を知るため、年2回市内の史跡などを散策する活動をしている。この日は午前9時ごろに同市高須を出発、約3キロを歩く予定だった。【長野宏美】