神戸の三木谷浩史社長(40)が27日の神戸-広島戦後に“涙の謝罪”を行った。既にJ2降格が決まっていたが、ホーム最終戦も2-3と敗れたため最下位が決定。試合後のセレモニーでマイクを握った三木谷社長はスタンドから激しいブーイングが飛ぶ中、涙をぬぐいながら「(降格は)私の不徳の致すところ。すべての責任は私にあります」と頭を下げた。
4月23日の第7節で大分に敗れて以来最下位を独走。2度の監督交代劇でチームは崩壊。「今年はいろんなことが重なりすぎた。外から選手を取ってくるやり方は通用しないということ」と反省ばかりが口をついた。
来季に向けバクスター前南アフリカ代表監督の就任が内定しているが、三木谷社長は「J2だってレベルは低くない」と苦戦を覚悟している。
≪ホーム最終戦も完敗≫神戸はホーム最終戦も白星で飾れなかった。広島相手に1度は逆転しながら佐藤寿にハットトリックを許し2-3で完敗。神戸ウイングで今季わずか1勝ではJ2降格も当然だった。「シーズン前の目標に選手が“優勝”と書いた中で、私だけは“J1に残る”と書いた。誰も自分たちの力を分かっていなかったんだよ」とパベル監督。今季の最下位も決定した。
スポーツニッポン 2005年11月28日