サッカーの欧州各リーグは27日、ロンドンなどで行われ、イングランド・プレミアリーグで中田英寿のボルトンはフラムに1-2で敗れた。中田英はリーグ戦で2試合ぶりに先発したが、精彩を欠き後半9分に退いた。
稲本潤一のウェストブロミッジは2-2でミドルズブラと引き分けた。4試合連続フル出場した稲本は得点に絡めなかった。
イタリア1部リーグで柳沢敦のメッシーナはインテル・ミラノに1-2で敗れた。柳沢は後半33分に出場したが、得点機はなかった。
オランダ1部リーグで平山相太のヘラクレスは、小野伸二が所属するフェイエノールトに1-7と大敗。後半途中出場の平山は得点がなく、リハビリ中の小野は欠場した。
フランス1部リーグで中田浩二のマルセイユはモナコに2-1で勝った。中田浩はベンチから外れた。(共同)
◇チャンスに本領発揮できず…中田英
サッカーのイングランド・プレミアリーグ、ボルトンのMF中田英寿が、レギュラー定着のチャンスに本領を発揮できないでいる。27日のフラム戦は安定感を欠き、欧州連盟(UEFA)カップを含めて先発出場した9試合で最も早い後半9分に交代させられた。
相手のプレッシャーが厳しい中、うまくパスを引き出すポジショニングの良さは光った。だがそこからのボールタッチが思うようにいかず、狙った展開につなげられない場面が目立った。
10月下旬の2試合は得点とアシストで実力を示した。だがUEFAカップのギマラインス戦は振るわず後半14分に交代。「いつものプレーを見せてくれなかった」と不満を口にしていたアラダイス監督は、フラム戦はさらに早い段階で見切りをつけた。
チームは1月に新戦力を獲得する方針だと伝えられている。既に一定の評価を得ている中田英だが、早い時期の復調が望まれる。(共同)
毎日新聞 2005年11月28日 9時29分 (最終更新時間 11月28日 10時14分)