アテネ五輪女子マラソン金メダリスト野口みずきが所属するグローバリー女子陸上部の移籍先が決まった。所属の藤田信之監督が24日、明らかにした。ただし具体的な移籍先については「守秘義務があり、言えない」と正式発表までは明言を避ける姿勢を示した。
藤田監督によると、グローバリー女子陸上部は今月限りで廃部となり、12月1日に移籍先の陸上部が発足する。希望通りに野口ら全部員が移籍し、活動拠点の京都市内の寮もそのまま維持できることになった。
藤田監督は、上海国際マラソンにゲスト参加する野口らとともに上海に滞在中。野口は同日午前、上海の現地校の小学生と日本人学校の中学生ら約70人を招いた「ランニング教室」に参加した。
グローバリーは9月に主要事業の先物取引から撤退、受け入れ先が決まり次第、女子陸上部を廃部することを発表。今月1日には商品取引所法違反容疑で山田保弘社長らが逮捕されている。(上海・共同)
毎日新聞 2005年11月24日 16時41分