【ソウル共同】韓国紙、東亜日報は27日、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)捏造(ねつぞう)事件で詐欺罪などで在宅起訴されたソウル大の黄禹錫(ファン・ウソク)元教授がES細胞の研究を再開する方針だと報じた。
黄元教授の担当弁護士によると、黄元教授自身が「再開したい」との意向を示しており、これまでの研究メンバーも参加。研究施設や正式メンバーの選定を進める一方、当面は数人で研究に取り掛かるという。捏造事件を受け、韓国政府は研究支援を打ち切ったが、熱心な仏教徒として知られる元教授に対し仏教界や企業経営者らが寄付を申し出ている。
毎日新聞 2006年5月31日 東京朝刊