日本経団連は13日午前、東京都内のホテルで自民党首脳と懇談会を開いた。御手洗冨士夫会長が就任後、初の意見交換会。あいさつで御手洗会長は「構造改革と技術革新はもちろん、日本社会を思いやりの心と挑戦の機会にあふれたものにしたい」と強調。「これまで以上に政策提言を強化するとともに、政治との協力を推進したい」と述べ、政策評価に基づく政治献金を引き続き行う考えを示した。
これに対し、自民党の武部勤幹事長は「御手洗経団連が掲げる『イノベート(革新)日本』は小泉構造改革そのもの。小泉純一郎首相が9月で自民党総裁の任期を迎えるが、政権公約で国民に明確にしたことを極力、法案として提出する姿勢で努力している。しっかり議論し、次の国会に成立を期したい」と述べた。【須佐美玲子】
毎日新聞 2006年6月13日 11時49分