13日の東京株式市場は、米国市場の株価下落を嫌気し、幅広い銘柄で売り注文が相次ぐ展開となった。日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、一時、同297円71銭安の1万4535円30銭まで値を下げた。午前の終値は同289円65銭安の1万4543円36銭。TOPIX(東証株価指数)も3営業日ぶりに反落し、午前の終値は同26.57ポイント安の1484.32、東証1部の午前の出来高は8億7900万株。
市場関係者によると、前日は米国市場だけでなく、欧州、中南米の各市場も値を下げた。東京市場はこの流れを受け、朝方の外国人投資家の日本株の売買が、14営業日連続の売り越しとなったことが投資家心理を冷やした。市場関係者は「世界同時株安が市場の重しとなっており、買いは限定的。先行きが見えない中、投資家には様子見ムードが広がっている」(大手証券)という。【森山知実】
毎日新聞 2006年6月13日 11時38分