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反ドーピング機関:NHLの検査は欺まん 全選手が陰性

 北米プロアイスホッケー、NHLが今季から実施したドーピング(薬物使用)検査で、全選手が陰性だったと発表したことに対し、世界反ドーピング機関(WADA)のパウンド委員長は13日、検査体制がずさんなことを理由に「NHLは世間を欺こうとしている」と批判した。

 同委員長によると、NHLの検査対象はステロイド(筋肉増強剤)のみで、興奮剤については調べていないことや、オフに抜き打ちの検査をしていないことなどを理由に挙げている。

 NHL選手会のサスキン専務理事は、パウンド委員長の批判は根拠に乏しいと反論している。(AP共同)

毎日新聞 2006年6月14日 10時44分

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