民間のセンスが必要です--。宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務める日本科学未来館(東京都江東区青海)は初めて、副館長を公募する。年齢、性別に制限はなく、経営戦略や対外折衝を担当してもらうという。
同館は文部科学省所管の科学技術振興機構(JST)が運営。01年7月に開館した。毛利館長を補佐する副館長は2人おり、9月末で任期満了となる美馬のゆり副館長の後任を公募する。▽専門にかかわらず科学技術に理解がある▽企業や博物館を運営した経験や能力がある▽日本語と英語が話せることなどが条件。16日から7月24日まで募集し、10月2日付で採用する。
希望者は経歴書に自己アピール文、小論文を添えて申し込む。JST内に設ける選考委員会が選ぶ。同館は先端研究やそれを担う研究者たちに力点を置いて展示や催しを企画。国内外から年間約50万~70万人が訪れ、4月には入館者総数が300万人を超えた。
問い合わせは未来館の採用担当(ファクス03・3570・9160、メールrecruit@miraikan.jst.go.jp)。【元村有希子】
毎日新聞 2006年6月15日 10時47分