米ガートナーは21日(米国時間)、05年の世界のウイルス対策ソフト売上高は前年比13.6%増の40億1540万ドルだったと発表した。各社のシェアは、米シマンテックが53.6%(前年は54.2%)で首位、米マカフィーが18.8%(同18.9%)で2位となり、大きな変動はなかった。
以下はトレンド・マイクロが13.8%(同14.4%)、スペインのパンダ・ソフトウェアが3.2%(同2.9%)、CAが2.2%(同2.1%)の順。上位3社で約86%を占める寡占状態となっている。ただ、パンダ・ソフトウェアは売上高が23.9%増となり、上位勢より高い伸びを示した。
ガートナーによると、今後も当面は2ケタ成長が期待できる見込み。ただ、米マイクロソフトの参入が値下げ競争につながり、売上高の伸びを抑える可能性もあるという。【南 優人/Infostand】
米ガートナー
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2006年6月23日