昨年度の優れた放送番組に贈られる「第43回ギャラクシー賞」(主催・放送批評懇談会)の発表が5月31日、東京都内のホテルであり、テレビ部門で個人賞を受賞した女優の天海祐希さん(38)が贈賞式に出席した。
天海さんはドラマ「離婚弁護士2」(フジテレビ系)のちょっととぼけた弁護士役やドラマ「女王の教室」(日本テレビ系)の冷酷非情な女教師役など異なる役柄をこなし、作品に花を添えたことが認められ、今回の受賞となった。
スポットライトを浴びながらシャンパンゴールド色のドレス姿で華やかに会場に現れた天海さんは「さまざまな人に支えられて今ここに自分がいるんだと実感しています」と感謝の言葉を述べ、演技に対する工夫を聞かれると「瞬発力だと思う。現場で撮影するその瞬間に何を感じるかという思いを大事にしています」と答えた。挑戦してみたい役については「これまでやったことのない役や、天海にこういう役をやらせてみたいというものがあれば挑戦したい」と話していた。
「女王の教室」の脚本家、遊川和彦さん(右)も祝福に駆けつけた
「女王の教室」の脚本家、遊川和彦さんが祝福に駆けつけ「天海さんとお仕事をしたくて、したくて、やっと実現した。こんなに人を幸せにする女優はいない」と断言した。
テレビ部門の大賞はドラマ「タイガー&ドラゴン」(TBS系)に決まり、主演の長瀬智也さん(27)も会場に駆けつけた。長瀬さんは「スタッフが一丸となって、毎日楽しく1カットずつ撮っていった結果」と喜びを語った。【細田尚子】