○楽天2-1巨人●
楽天が接戦を制し、球団初の4カード連続勝ち越し。1点を追う六回2死から高須と鉄平の連続二塁打で同点とし、フェルナンデスの二塁後方へのフライが相手の失策を誘って1点をリードした。巨人は好機を生かせなかった。
○…楽天が緊迫した接戦をものにし、これで4カード連続の勝ち越し。わずか4安打ながら、六回に高須、鉄平が二塁打を連ねて逆転につなげ、その後は6人の投手を小刻みに送り込んで逃げ切った。6月に入って9勝7敗と勝ち越しており、うち5勝は1点差と勝負強さも。前日は守りのミスから崩れて敗れ、野村監督が「ああいうところが弱さの象徴」と嘆いたもろさも残るが、「だんだんチーム(の形)になってきている」と話していたように、この日もしっかり、しぶとさを出した。
○…巨人の李スンヨプが本塁打を量産している。二回、先頭打者として迎えた第1打席で、川井のスライダーを完ぺきにとらえて軽々と右翼席に運んだ。「エースの上原さんが頑張っていたので、早い回に先取点を取れてよかった」。14日のオリックス戦から16日の楽天戦まで3試合連続アーチを放つなど、ここまでの最近5試合で計5発。原監督は「スンちゃん(李)はよく打ってくれている」と評価。本調子でないチームにあって活躍ぶりが目立っている。
毎日新聞 2006年6月18日 21時35分 (最終更新時間 6月18日 21時44分)