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山口組幹部射殺:容疑者の死因は衰弱死 兵庫県警発表

神戸市東灘区のプレハブ小屋で、指定暴力団山口組最高幹部射殺事件の実行役として指名手配されていた元同組系中野会組員、鳥屋原精輝容疑者(56)の遺体が見つかった事件で、兵庫県警は1日、司法解剖の結果、死因は衰弱死と発表した。死後約10日。遺体の場所を県警に通報した元中野会関係者は「遺体を別の人間から引き取った」と供述しており、県警は死亡までの経緯などについて捜査している。

 調べでは、遺体は大型工具箱の中に保冷剤数個と共に入れられ、外傷はなかった。着ていたジャージーの上下は新しく、体もきれいにふかれていた。やせ細っていたが、胃の中に食べ物が残っており、餓死の可能性は低いという。

 実行役4人のうち、鳥屋原容疑者だけが逮捕されていなかった。県警は、病身の鳥屋原容疑者をかくまっていた何者かが、死亡したことを山口組側に知らせる目的で、遺体の放置と通報を依頼した可能性もあるとみている。

毎日新聞 2006年7月1日 21時55分

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