【ロンドン小松浩】ブレア英首相は24日、訪英したイラクのマリキ首相との会談後の共同記者会見で、レバノンでの停戦実現が急務との考えを明らかにし、国際社会が停戦合意へのプランを数日中にまとめることに期待を示した。ブレア首相は「イスラエルとヒズボラ双方が停戦に応じるようなプランが必要だ」と語るとともに、停戦合意には拉致されたイスラエル兵士の返還や国際部隊の展開などが盛り込まれる見通しを示した。
マリキ首相もレバノン情勢の悪化が中東地域でイスラム原理主義の拡大につながることに懸念を示した。同首相はこのあと訪米し、ブッシュ大統領とも会談する。
毎日新聞 2006年7月25日