古賀政男の命日忌への参列者に新曲「再会」を歌う大川栄策さん=福岡県大川市三丸で25日午前11時15分、岸達也写す
◇昭和を代表する作曲家、古賀政男(1904~78年)の命日祭が25日、福岡県大川市の生家であり、同市出身の歌手、大川栄策さん(57)が東京から駆け付けた。
◇古賀が同郷のよしみで最後にとった内弟子の大川さん。仏前で焼香後、命日祭に参列した市民へのサービスで、8月に発売予定の新曲を一足早く会場で披露した。
◇タイトルは「再会」。熱唱後、会場片隅に古賀の等身大銅像を見つけた大川さんは「何とか一人前の歌手になれました」と銅像の恩師との再会に声を詰まらせていた。【岸達也】