音楽ランキング大手のオリコンは25日、楽曲以外のランキング事業に本格的に乗り出す方針を明らかにした。英会話教室や結婚情報サービスなどについて、利用者の評価を参考にした「業者の満足度ランキング」を作成し、8月1日から同社ホームページで公表する。音楽ランキング作成のノウハウと「ランキングのオリコン」の知名度を生かし、事業の拡大を図る。
同社は、人材派遣、エステティックサロンなど四つのサービスについて、実際にそのサービスを3年以内に利用したことのある5000~2万人を対象に、インターネットでアンケートを実施。「雰囲気」や「料金」「説明のわかりやすさ」など、7~9項目を質問し、回答をポイント化してランキングを作った。
同社はランキングから業者のホームページにリンクを張り、利用者の移行を促すことで、広告収入を得る。月間3億円の売り上げを目指す。
オリコンは、同様の手法で病院のランキングを作成したことがあり、対象サービスを増やして、本格的な「ランキング事業」として取り組む。利用度をみながら、保険やクレジットカードなどにも対象を増やすことを検討する。【小林理】
毎日新聞 2006年7月26日