東京・両国の江戸東京博物館で開幕した「始皇帝と彩色兵馬俑展」=東京都墨田区で1日午前9時46分、尾籠章裕写す
「始皇帝と彩色兵馬俑(よう)展--司馬遷『史記』の世界」(毎日新聞社など主催)が1日、東京・両国の江戸東京博物館で開幕した。彩色兵馬俑(紀元前3世紀)は中国国外での初公開で、来場者は2000年以上の時を超えた彩りに見とれていた。
司馬遷が著した中国最初の通史「史記」に即し、春秋・戦国時代から前漢・武帝時代(前8世紀~前1世紀)の玉印や鉄剣、装飾品など120件の文物資料が会場に並んだ。極彩色だった兵馬俑軍団をCGで再現する「バーチャルリアリティー・シアター」も人気を集めていた。
10月9日まで。月曜休館(9月11、18日、10月9日は開館)。一般1300円、大学・専門学校生1040円、小中高校生と65歳以上650円。問い合わせは同館(03・3626・9974)。