【ニューヨーク坂東賢治】国連安全保障理事会は31日、国連の平和維持活動(PKO)としてレバノン南部に派遣されている国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の任期を、8月末まで1カ月間延長することを盛り込んだ決議を全会一致で採択した。
2000人規模のUNIFILにはヒズボラの武装解除などを行う能力がなく、停戦実現には最大2万人規模の新たな国際部隊の派遣が不可欠とされる。しかし、国際部隊の合意が得られていないため、UNIFILを現状のまま暫定的に残すことになった。UNIFILは当面、停戦監視活動のほか、戦闘地域の住民らの支援活動を行う。
毎日新聞 2006年8月1日