殺傷能力がある改造エアガンを販売目的で所持していたとして、警視庁生活環境課は4日、東大阪市のガンショップ「ファースト大阪本店」店長、磯野耕造容疑者(32)ら5人を銃刀法違反(不法所持)容疑で逮捕したと発表した。改造エアガンは市販の約10倍の威力があり、厚さ4ミリのベニヤ板2枚を2メートルの距離から撃ち抜く威力があった。
同店は年間約6億円の売り上げがある関西最大規模のガンショップで、インターネットで顧客を集め、市販価格約1万5000円のエアガンを改造して約8万5000円で販売。少なくとも70丁を売っていた。
調べでは、磯野容疑者らは05年7月~今年4月、同店で改造エアガン13丁を販売目的で所持していた疑い。同課は購入した京都市上下水道局の男性職員(36)ら9人を同容疑で書類送検している。【佐々木洋】
毎日新聞 2006年8月4日