6日午前7時半ごろ、山梨県南アルプス市芦安芦倉の北岳(標高3193メートル)中腹の登山道(同約2200メートル)で、下山中の千葉県旭市鎌数、会社員、古家敏子さん(51)が足を滑らせ、急傾斜の斜面を約10メートル下の岩場まで滑り落ちた。古家さんは病院に運ばれたが、全身を強く打ち間もなく死亡した。
県警南アルプス署の調べでは、古家さんは登山仲間3人と5日から北岳に登山していた。古家さんは最後尾で下山していたが、物音で振り返った仲間が古家さんの滑落に気付き、付近の山小屋を通じて同署に通報した。【宇都宮裕一】
毎日新聞 2006年8月6日