米コンピューター大手のデルは15日(現地時間14日)、同社製ノート型パソコン(PC)の約410万台に搭載されたソニー製充電池に不具合が見つかったとして、自主回収すると発表した。電池がまれに過熱、発火するおそれがあるという。410万台の中には日本向けに出荷された製品も含まれており、同社は日本の消費者向け専用相談窓口を開設して対応する。
回収対象は04年4月~06年7月18日に出荷された、「ラティチュード」、「プレシジョン」、「インスピロン」、「XPS」の4ブランド33モデルと、単品売りしたソニー製リチウムイオン電池で、電池部分を無償交換する。
専用相談窓口はフリーダイヤルで0120・198・437。8月中は毎日午前9時から午後8時まで。9月以降は日曜・祝日を除く同時間帯で受け付ける。
同型のリチウムイオン電池は他社製PCにも広く利用されているが、ソニーは「充電電圧や回路などが違うため、他社製PCで同様の不具合が起きる可能性は極めて低い」と話している。【斉藤望】
毎日新聞 2006年8月15日