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山口高専生殺害:少年、バイクで逃走 被害者に抵抗の跡

山口県周南市の徳山工業高等専門学校で土木建築工学科5年、中谷歩さん(20)=同県防府市伊佐江=が首を絞められ殺害された事件で、殺人容疑で県警が逮捕状を取った同級生の男子学生(19)が自分の原付きバイクで逃走していることが分かった。また、中谷さんの手の指と爪(つめ)の間から微量の皮膚片が見つかった。周南署の捜査本部は抵抗した際、ついたとみて誰のものか鑑定する。

 調べでは、周南市内の男子学生の自宅から愛用していたバイクがなくなっていた。このバイクは普段から通学などに使っていたとみられ、捜査本部は逃走に使っているとみている。中谷さんの首には絞められた際に、ついたとみられる複数の細かい傷が残っていた。

 中谷さんは28日午前、同校専門科目棟3階の所属する研究室で、首をひものようなもので絞められて殺害された。中谷さんの首にはひもが数回巻かれていた。【島田信幸】

毎日新聞 2006年8月30日

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