【バンコク藤田悟】ミャンマー占星術師協会は、国際天文学連合(IAU)が冥王星を惑星から除外したことに関し、「冥王星は占星術において伝統的に惑星と定義されており、その地位に変わりはない」との見解を発表した。4日発行の週刊ニュース紙「ミャンマー・タイムズ」が伝えた。
ミャンマーは占星術が盛んな国として知られ、軍事政権がヤンゴンから中部ピンマナへの首都機能移転を決めたのも占星術師の占いが大きく作用したといわれている。
同協会は「軌道が大きな冥王星は国の将来を占ううえで重要な役割を果たしてきた。科学者がどのような決定をしようと、伝統を消し去ることはできない」としている。
毎日新聞 2006年9月5日