東京都福祉保健局は5日、昭和大学付属烏山病院(東京都世田谷区)で入院患者45人(25~86歳)が下痢や吐き気などの食中毒症状を訴え、検査の結果、ノロウイルスが検出されたと発表した。同大学が提供している病院給食が原因とみられる。いずれも軽症で回復に向かっており、他の患者への感染はないという。
同局食品監視課によると、給食は430人に提供しており、45人は8月30日夕方から31日にかけて発症。ノロウイルスは冬場に発生しやすく、8月に検出されたのは都内では初めて。病院は5日から給食の提供を自粛している。【夫彰子】
毎日新聞 2006年9月5日