18日午後7時半ごろ、さいたま市北区櫛引町2、自営業、大川洋一さん(54)方で「家の者が首をつっている」と、帰宅した二男(19)から119番があった。県警大宮署員が駆けつけたところ、大川さんが階段の手すりにかけた電気コードで首をつって死亡。2階では長男のアルバイト、剛史さん(22)が自室の布団の中で頭から血を流し死亡しており、近くに血のついた石があった。
調べでは、大川さん方は入院中の妻(50)、剛史さん、二男との4人暮らし。大川さんが妻にあてた「すまない」との趣旨のメモがあったことなどから、同署は大川さんが無理心中を図った可能性があるとみている。【町田結子】
毎日新聞 2006年9月19日