26日午前9時半ごろ、名古屋市中村区長筬町2の鉄板焼き店「はんだ」で、経営者の半田勝良さん(61)が床に倒れて死んでいるのを内縁の妻(61)が見つけ、110番した。愛知県警中村署の調べでは、半田さんが発見された際、首のそばに電気コードがあったといい、同署は事件と自殺の両面で捜査を始めた。
調べでは、現場は半田さんの自宅兼店舗で、妻が同日朝、2階居室から1階店舗に降りた際、倒れている半田さんを見つけた。電気コードはゲーム機器用で、首には絞めたような跡があった。夫婦は同日午前0時ごろ店を閉め、妻は2階で就寝したが、物音などには気付かず、店内に荒らされた様子もないという。出入り口の鍵は施錠されていなかった。
半田さんは妻と長男の3人暮らし。現場は名古屋市営地下鉄・桜通線の中村公園駅から南西に約400メートルの住宅街。【米川直己、鈴木顕】
毎日新聞 2006年9月26日