三重県は26日、伊勢建設事務所の男性職員(38)が飲酒運転で県警伊勢署に検挙されたと発表した。近く懲戒処分を発表する。
県総務部によると、職員は今月15日夜、同県伊勢市内の飲食店2軒でビールをジョッキ6杯飲んだ後、乗用車を運転。帰宅中の16日午前1時ごろ、同市小俣町の県道で取り締まり中の伊勢署員に道交法違反(酒気帯び)で検挙された。呼気1リットル中から0.38ミリグラムのアルコール分が検出された。
◇ ◇
相次ぐ公務員の飲酒運転を受け、三重県は26日、県職員が飲酒運転で検挙された場合、原則的に免職処分とする厳罰化方針を明らかにした。10月1日から適用する。
現行基準では、飲酒運転で他人を死亡させた場合は免職▽交通事故を起こした場合は免職か停職▽刑事または行政処分を受けた場合は免職、停職か減給--としていた。
厳罰化に伴い、飲酒運転をした場合は事故の有無にかかわらず原則として免職とし、運転者に酒を勧めたり、飲酒運転の車に同乗した場合でも免職から減給までの現行基準を改め、免職か停職処分にする。
【田中功一】
毎日新聞 2006年9月26日