宮城県・女川湾でサンマ漁船「第7千代丸」(198トン)が6日座礁し1人が死亡、15人が行方不明となった事故で、第2管区海上保安本部などは10日も、海上と沿岸で大がかりな捜索を続けている。捜索は船体が見つかった女川町出島周辺や、1遺体が見つかった対岸付近が中心で、巡視船や僚船、潜水士も出動し、13人が乗り移ったとされる救命ボート発見に全力を挙げている。9日の捜索では、同島岩場で第7千代丸の救命胴衣が見つかった。ひもの状態から未使用だった可能性が高いという。
一方、船を所有する気仙沼市の「山代水産」は船体引き揚げの検討を始めた。【石川忠雄、青木純】
毎日新聞 2006年10月10日