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山岳遭難:長野・新潟で登山者3人が死亡

 9日には長野・新潟両県では、新たに登山者3人の死亡が確認された。いずれも荒天による凍死とみられる。

 長野県木曽町三岳の御嶽山9合目の約2800メートル地点の尾根では9日午前8時半ごろ、神奈川県逗子市逗子、歯科医、足立光弘さん(47)が死亡しているのを登山者が発見した。県警木曽署によると、8日に一人で御嶽山に入ったらしい。

 北アルプス・前穂高岳山頂直下の約3000メートルの尾根上では9日午前9時40分ごろ、兵庫県高砂市曽根町、薬剤師、安田尚代さん(50)が動かなくなったと、同行の友人から通報があり、病院で死亡が確認された。長野県警松本署によると、6日に2人で2泊3日で登山に来て7日の荒天で道に迷い、野営して天候回復を待っていたという。

 新潟県糸魚川市の白馬山系、小蓮華山(これんげさん)(標高2769メートル)山頂付近では9日午前10時半ごろ、京都市右京区太秦(うずまさ)樋ノ内町、会社員、岡田景介さん(30)が氷に覆われた状態で発見された。岡田さんは7日、「これから白馬に登る」と家族に連絡したまま行方不明となっていた。【福田智沙、五十嵐和大】

毎日新聞 2006年10月10日

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