ひとつひとつ丁寧に手作りされる来年の干支イノシシの子供・ウリ坊をイメージした干支ねぷた=青森県弘前市の津軽藩ねぷた村で6日、野田武写す
来年の干支(えと)の亥(いのしし)をかたどった「干支ねぷた」づくりが、青森県弘前市の観光物産施設「津軽藩ねぷた村」で最盛期を迎えている。
干支ねぷたは21年前の阪神タイガース優勝時、翌年の干支が寅(とら)でもあったことから虎ねぷたを作ったのが始まり。以後、毎年デザインを改良して製作が続けられ、今年はイノシシの子供・ウリ坊をイメージしたかわいらしい表情が特徴。サイズは大(直径16センチ)、中(同12センチ)、小(同6センチ)の3種類。来年1月末までに3500個を作る予定。
製作者の桧山和大さん(33)は「手にした人が猪突猛進(ちょとつもうしん)できる年になるようにと願いを込めています」という。【野田武】