麻生太郎外相は18日午前(日本時間同)、ハノイでロシアのラブロフ外相と会談した。両氏は、昨年11月の日露首脳会談で設置を合意した閣僚級「戦略的対話」に続き、事務次官級の戦略対話もスタートさせることで合意した。
北方領土問題については、日露双方が受け入れ可能な解決策を目指す方針をあらためて確認した。
また北朝鮮の核問題で、近く再開される予定の6カ国協議で連携して北朝鮮に核放棄を求めることで一致。両国首脳が03年に署名した「日露行動計画」に基づいて、経済協力、貿易の促進など、幅広い分野で2国間関係を発展させることを確認した。
同日夜には安倍晋三首相とプーチン・ロシア大統領の首脳会談も行われる。(共同)
毎日新聞 2006年11月18日