スピードスケートのワールドカップ(W杯)ベルリン大会第1日は17日、ベルリンの室内リンクで行われ、男子5千メートルはスベン・クラマー(オランダ)が6分9秒76のリンク新記録で快勝した。平子裕基(開西病院)は6分28秒61の自己新記録で11位となった。
〇…男子五千メートルで平子が5シーズンぶりの自己新記録。ソルトレークシティー五輪でマークした6分30秒46を1秒85短縮し、「いいレースができた。最後はがむしゃらに滑った」と会心の笑みを浮かべた。
今季から北海道・帯広の病院に所属し、心機一転。地元にいるときは午前は勤務するなど練習環境は変わったが、気持ちの張りが競技にも好影響を与えている。3800メートルまで1周30秒台のラップを維持する力強いレース運びで、北米の高速リンクで大会が開かれる今季後半が楽しみだ。(共同)
毎日新聞 2006年11月18日