〇ソフトバンク2-0西武●
ソフトバンクが5投手で零封リレー。杉内、和田とも危なげなく、ニコースキーも2回を1安打に。打線では新顔のブキャナンが2安打、多村は右前打、四球と2打席出塁などで計10安打。西武は2年目の松永が好投したが、打線は元気なく伊東監督はご立腹。
○…ソフトバンクの新外国人、ブキャナンが2安打。「声援の多さにアドレナリンが出たよ」と上機嫌だ。一回はリーチの長さを生かして左前へ。四回は中越え打。一塁を回ったところで勢い余って転倒し、シングル打に終わったが、パワーも見せつけた。転倒には「あした早くきて走塁練習するよ」と報道陣の笑いを誘った。キャンプ終盤は風邪で休み、実戦を離れていたが、バットは元気なことを印象付けた。
○…西武は先発ローテ入りを狙う2年目の左腕・松永が先発し、3回を2安打無失点と上々の内容。調子は良くなかったというが、最速138キロの直球と96キロのスローカーブの40キロ以上の緩急を生かしてソフトバンク打線に的を絞らせず「まだ制球が甘いけどいい感じで投げられました」と一定の手応えは感じたよう。昨季は3勝に終わっただけに「ローテ入りに向けてやってきたキャンプの成果が、少し出ました。これからさらに球速や緩急をつけていきたい」と今季の飛躍を期す。
毎日新聞 2007年2月27日 21時26分 (最終更新時間 2月27日 23時05分)