巨人の滝鼻卓雄オーナーは26日、アマ球界トップの松田昌士・全日本アマチュア野球連盟会長と会談した。
関係者によると、巨人側が会談を申し入れ、東京都内で行われた。21日のプロ野球代表者会議で、巨人がフリーエージェント権取得期間の短縮などを伴うべきと、希望入団枠の即時廃止に慎重な姿勢を示した点について、滝鼻オーナーが球団の考え方を説明した。
同オーナーは「希望入団枠の廃止に反対しているのではなく、ドラフト全体の改革の中で希望入団枠の廃止も検討されるべきだ」と述べ、アマ側に理解を求めたとみられる。
これに対し、松田会長は「21日の中途半端な結論は良くない。不正の温床となる希望入団枠をすぐに廃止しなければ世間は納得しない」と、改めて即時廃止を要望したという。
毎日新聞 2007年3月27日 3時00分