【メルボルン(オーストラリア)堤浩一郎】水泳の世界選手権は第11日の27日午前、当地のロッド・レーバー・アリーナなどで競泳の各種目予選などを行った。男子50メートル平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)は27秒97の全体7位で午後の準決勝に進出。山下誠(秋田ゼロックス)は29秒06で予選落ちした。
男子200メートルバタフライは、柴田隆一(チームアリーナ)が1分56秒81の全体3位、松田丈志(中京大)が1分57秒10の同5位で、いずれも準決勝に進んだ。マイケル・フェルプス(米国)が1分55秒78でトップ。女子200メートル自由形の三田真希(コナミ西日本)は1分59秒72の全体13位で予選通過。浦部紀衣(同)は2分1秒25の同22位で予選敗退となった。
○…男子50メートル平泳ぎで予選を無難に通過した北島。銀メダルだった前夜の100メートル決勝では、前半の50メートルを27秒79と高速レースを展開したが、「思ったより疲れていなかった」と言う。予選で27秒97のタイムには、「まあまあじゃないですか」。50メートルは五輪種目ではないとはいえ、「手は抜けない。記録が出れば自信にもなる」と、自身が持つ日本記録(27秒78)の更新を視野に入れる。
毎日新聞 2007年3月27日 10時25分 (最終更新時間 3月27日 11時05分)