○ロッテ3-1西武●
ロッテが今季初白星を挙げた。同点で迎えた九回、1死二、三塁から今江の中前適時打で勝ち越し。さらに代打・大松の右中間を破る二塁打でもう1点加えた。最後は小林雅が締め、初セーブ。西武は好投のグラマンを救援した抑えの小野寺が大誤算だった。
▽ロッテ・バレンタイン監督 成瀬は去年のいい投球を再現し、打者をほんろうしていた。白星をつけられなくて、残念。
▽西武・伊東監督 成瀬の球の切れが思ったより良くて打ち返せなかった。次はきょうの教訓を生かしたい。小野寺は打たれたのが全部フォークボールだったのが気になる。落ちが悪いのかな。
○…ロッテ打線が九回、ようやくつながった。西武の抑え・小野寺に4安打を集め、勝ち越した。1死二、三塁で、今江はフォークに詰まらされながら中前へ落とし、これが決勝打に。「スクイズのサインが出ると思っていた。ボビー(バレンタイン監督)も迷っていたが、『打て』の指示が出て腹をくくった。何とかしたかった。勝ててよかった」。開幕4試合目での初勝利に、言葉も弾んだ。
○…3連打を含む4安打を浴びて救援に失敗した西武・小野寺は「フォークが甘かった」と悔やんだ。九回、グラマンが先頭打者を四球で歩かせ、その後を受けて登板。しかし、カウントを取るためのフォークボールが抜け気味で、次々に痛打された。
走者を背負っての投球に「力みがあった」というが、「ああいう場面でもしっかり抑えないと話にならない。まだ未熟ってことですね。次は同じ失敗をしない」と雪辱を期した。
毎日新聞 2007年3月28日 21時00分 (最終更新時間 3月28日 22時32分)